寝起き

2005年9月26日 家族・子育て
朝の8時に目覚し時計が鳴る。
この時計はだんだん音が大きくなるタイプなのだ。
階下にいてもうるさいほどの大音量になっても
目覚まし時計は止まらない。

吟遊詩人くんの部屋へ行き、
時計が鳴っていること、もし今…、
起きる気持ちがないのなら、
何度もなってしまう設定になってるから、
止めるなり、設定を変更するなりしたらどう?と言う。
「そうだね。今は起きないかも?」と言いつつ、
自分で時計を止めた。そして、携帯電話の充電もないと
確かに言い「充電しなくちゃ」と言ったのに、
あとで起きてきてわたしを怒るのだ。

「誰が目覚まし時計を止めたわけ?
どうして起こしてくれないんだよ?」…

あぁ…。

早く明日にならないかなぁ?
明日は通院の日だ。

この病気も、痴呆症も、家族は辛いと聞いた。
わたしも頑張れるのかな?…
頑張らなくちゃ!と、思う。

ちなみに午後になると気分がだいぶ落ちついたらしくて、
「明日は車で行って欲しい」という。
そうだよ。やっとわかったんだね。(~_~;)
今はまだ、電車ではむりだってこと。
これは「過保護でもなんでもない」んだよ…
W3連休が終わり、
明日からはまた平常モードへと続くだろう。

吟遊詩人君は、買い物モードである。
もちろん自分で出かけるのは
本屋さんと、レンタルビデオやさんと、
家電やさんくらいなもので、
それ以外のお買い物は通販である。

一日おきくらいにアマゾンから箱が届く。
通販ではなんでもあるんだものね。
今は資格をとるための書籍やCD、DVDを
購入しているようだ。

将来のことも、あれこれと考えているらしい。

わたしはわたしで、とっても心配だけれども。。。

頑張って病気を治そうね!(^。^)/
今日はレンタルショップに行かねばならぬと、
早起きをしてきた吟遊詩人君と、
わたしの運転でレンタルショップへと向かう。

まだ開店の時間からは3分しか過ぎてなかったのに、
お店の駐車場はもう1-2台しか空きがない。
連休だから、みんな考えることは一緒なのかな?
お出かけをしない人達は
おうちでゆっくりビデオを見て過ごすのだろう。

レンタルビデオのコーナーは
物凄い人だった。
どの通路にも人人人…。

吟遊詩人くんはやっぱり人に酔ってしまったらしく、
気分が悪くなり、
「これだけ借りて早く帰ろう」という。
たしかに…。
これではゆっくりしていられない環境なんだろうな。
と、思う。

アニメをたくさん借り、わたしはわたしで、
邦画のコメディを3本ほど借りる。

夕方までは、それを見たりしながら、
それぞれが好きな部屋で好きに過ごしていたのだけれど、
夜になって、吟遊詩人君と同級生のコのお母さんが
わたしのところに買い物の帰りにちょっと寄ってくれて、
吟遊詩人くんに聞こえないように
細心の注意を払って、彼女の息子さんの話をしていたのに、
やっぱり気配がしたのだろう。
それをちょっと聞きかじって気分が悪くなったらしい。
なにも自分と比べることなど全くないのにね。

吟遊詩人君は「散歩に行ってくる」と言い出かけていった。
(そうなると、こっちが心配である)

彼女がお帰りになってからは、
吟遊詩人君の帰りを待つのみ…。
なかなか帰ってこないので、無性に心配になる。

昔「ちょっと行ってくる」と言って、
夕方に出かけていったまんま夜にも戻らず、
朝まで寝ないで待っていたことがあった。

朝、交通警察隊からの連絡で
駅に保護されていることを知り
吟遊詩人君を迎えにいくと、
薬物中毒で倒れていた。
救急車で病院に運ばれ、一命を取りとめたことがあった。
そういう忌まわしいことばかり、
わたしの脳裏に浮かんでしまう。
このころから病気が発症していたのかもしれない。

それでも今夜は戻ってきたので、一安心。

でも今度の通院の日(来週の火曜日)には
自分ひとりで電車で行くというのだ。
そんなことが本当にできるのであろうか?
つい先日、たった50メートルの距離で
パニック障害を起こして足に怪我をしたばかりではないか。

どうしたらよいものかと、思い悩む。

もしこれが上手くいけば、その次の日(水曜日)に控えている
わたしと一緒にアパートまで
でかけるというのも電車(新幹線)でも、
可能になるかもしれないけれど…。

考えただけでも辛い日々が続くよ。
初心者マークである吟遊詩人くんは
自分の運転に自信がもてないため、
どこかに行くには必ず「行く?」と
家族にお伺いをたてる。

断るのは…と思い、
九分九厘、わたしがついて行くことになる。

今日も午後からレンタルショップへと行く。

行きはよかった。
が!問題は帰り道だった。

カーブが続き、夕方でたしかに運転がしにくい。
でもその道はけっこうみんなはスピードを出す
道でもあるのだ。
法定速度40キロが、カーブ続きで出せない
吟遊詩人くんの後ろには
いらいらした車たちが5−6台並んでついてきていた。

そのうち、すぐ後ろにいた車が
煽り出したのだ。
センターライン寄りに車体を動かしてみたり、
初心者の運転者でも、後ろの車の動きが
気になるくらい。

吟遊詩人くんもそんな姿をみて
焦ってきたようだった。
「あなたは初心者なんだから、
あんまりむりしないでいいんだよ」と声をかける。
「運転変わろうか?」と言ったのが
プライドを傷つけたのか…。

その行為が続くので
そのうち、切れてしまった吟遊詩人くんは
ブレーキを踏んだのだ!

「なんでそんなことするの?」と叱るわたし。
「だってあおって来てるじゃん。
怒れるじゃん」と言い返す。
「だけど、こんなことでブレーキ踏んでたら
事故になるよ。こんなことしたらダメじゃないの」と
語気が荒くなるわたし。

運転はすぐに普通に戻ったけれど、
わたしは正直そういう風にやることが
イヤだった。

初心者なのに…とも思うと
余計に怒れてくる。
もっと運転が上手くなって、
怒れるんならまだしも…と。

一緒に乗っていた弟ちゃんは、
あっけにとられてそのあとは無言のまま帰宅。

車から降りて、吟遊詩人君の姿がないことを
見て「はぁ、今日はつかれたわ」と、いう。

わたしも…です。

薬が効いていてごくごく普通に生活ができる状態なんだけれど、
それでも運転というストレスのかかることは
本当はしてはいけないのだろうか?
でも、あれもだめ。これもだめと
禁止されることのほうが、プライドを傷つけ、
よくないようにも思える。

少なくとも、こんなに普通に生きている。

ねぇ、本当に病気なの?…
大学の休学が決まったので、
吟遊詩人君のアパートを解約しないといけない。

午前中に不動産屋さんに電話をする。
てきぱきと対応してくださり、
あっという間に解約の手続きは終了する。

来週は吟遊詩人君と大学へ出向き、
担当教授へ休学届けをお願いしに行くことになった。
教授が会いたいと言ってくれたこともあるのだけれど。

吟遊詩人君はしばらくあちらにひとりでいたいと言う。
買い物もあるし、出かけたい用事があるという。
それはいいけれど、ひとりでは危ない。
そう先生にも言われている。
わたしが一緒ならば出かけてもよいと
言われているだけなのだから…。

まして50メートル程度の街中の歩行で
パニックが起こってしまうのに、
買い物に行かれるものか?と、思う。

たしかにパニックを起こしたりしたら
えらいこっちゃ!になってしまうだろう。

でも「そんな過保護にしないでくれ。もう俺は21なんだ」と
言うけれど、そんなことは別にいいのよ。
あなたは病気なんだから、
過保護だとかそういうことじゃないの。

でもわかってはもらえなかったようだ。
だんだん顔色が変わってきて、あぁ切れちゃうかも?
と感じたもの。(T_T)

わたしの友人は心配をし電話をくれる。

「男の人は発作が出ると、体格が良い分だけ
始末におえないよ。わたしたちではたぶん押さえられないもの。
ふたりで行くことは考えないで、もうひとり誰かを連れて
いったほうが安心だよ…」と。

たしかにそうだろう。

でもね、パニックを起こさなければ、
ごくごく普通なんだけれど。
どんなものだろうか?

午後から本屋さんで、とうしつの本を2冊買う。
これからこっそり読もうと思う。
薬が強くなって、まず1回分が終わった朝。
「だるいよぉ〜」と起きてくる。
それでも頭の中身はピカピカに冴えている。

まずは教授に電話をして、休学することを
自ら伝える。
そのあと、アパートの固定電話の解約と
プロバイダーの解約をしてくれるようにと
頼まれたので、手続きをする。

プロバイダーさんも解約ではなくて、
コースの変更で…とおっしゃる。
まずはそうしてみたけれど、
家庭内LANのある我が家には
どう考えてみてもメリットが少ない上に
設定の大変なコースだと気がつき、
それを解約してもらうことにした。

吟遊詩人くんはさぼてんにハマっている。
この夏休みに戻ってきてからというもの
何度かさぼてんを買いにでかけているのだ。

今日は近くのホームセンター内の
植物館でマイナスイオンの出るという
トラの尾(サンスベリア?)とかを一鉢買う。

今の自分では植物を育てることしか
できない。ペットはムリだという。
(でも、我が家の愛犬の散歩は喜んで
してくれている)

夜になって、自転車で本屋さんへと出かける。
帰って来るまでが心配である。
頭は情緒不安定のときに丸坊主にしている。
そんな頭のほうが、絡まれやすい気がしてならない。

わたしの気が休まるのはいつかなぁ?
初めて大学へ電話する内容がこれかぁ…。

と、思いながらも休学について
学生課に話を伺う。

医師の診断書が欲しいとのことで、
電話のあと、クリニックに電話で
その旨を伝えると、
「今日、お越しになれますか?」ということになった。

昨日までの薬が合わないという愁訴もあるので、
早い外来も待っていた部分もあるので、
夕方に予約をいれていただいた。

この時期の夕方は、本当につるべ落としだ。
あっという間に外は暗くなってしまう。
寒くないのがありがたい季節。

いつもの駐車場に車を停め、
約50メートルの道のりを行くが、
途中から明らかに具合が悪そうになっていく。
顔面蒼白になり、わたしへの返答もさだかではないのだ。
先日の土曜日よりは人通りも少ないけれど、
具合はよくないみたいだ。

待合室で、リスパダールを1つ、コーヒーで飲む。
リスパはお茶とコーラ以外ならば、
ほとんどなんにでも混ぜて飲んでもOKなのだ。

先生がおっしゃるには、
症状のほうが強いために、
薬の効きが追いつかない状態なのだそうだ。
それで薬が効かないと思ってしまうなのだ。

う〜〜む。

ジプレキサザイディスが再び5mg追加となる。
(合計15mg)
1週間後の通院予約の日まで、この量で
飲むようにとのこと。

途中で飲んだリスパのおかげで、
帰りの車まではなんとか歩いて行かれたようだが、
車は後部座席がいいという。
人と目を合わさないでいいし、広いから
気分的にも楽とのこと。
好きにさせる。(親としては切ない)

リスパダール 10回分追加でもらう。
1週間、間があるので不安になるわたし。
吟遊詩人君に5つもらって管理することにした。
わたしのバックと、台所のカウンターに…。
いつでも使えるように。

薬局さんでリスパの鼻詰まりについて
文献を調べてもらうと、鼻閉もまれにあるらしいことが
わかる。
「このような副作用が出ても楽になることを選ぶか、
症状を我慢するか。秤にかけて考えないと
いけないのですが。昼間ならば鼻詰まりも
我慢できる範囲でしょうが
夜は鼻詰まりもきついですから
いつも通りのジプレを飲んでいただいて、
落ちついてもらうしかないのですが」と言われる。
まぁたしかにそうだ。
あんなに暴れたりしないですむように
薬を調節する能力も問われているように思う。

医師の診断書、公費医療の負担の申請をする。
両方の診断書で数千円が消える。
夕方、大学の友達と話をしている声が聞こえたそうだ。
休学することを話していたようだとのこと…。
わたしは階下にいたので知らなかったのだけれど。

夫が「不憫でたまらない」と、言う。

薬も合わなくてだるいという。(足も痛いそうだ)
早くよくなるといいのになぁ。
せめて足だけでも…。
昨日のこともあって、
また、心療内科の先生との相談の結果もあって、
大学の後期を休学させると決めてはいたのだけれど、
なかなか本人には上手く切り出せないでいた。

「病院の先生が…」と言ってしまうと、
「先生がやめさせた」と考えてしまうようになると、
先生に信頼がおけなくなる可能性もあって、
これからまだまだ関係を築いていかねばならない
大事な時だしするのでそういう口上は使えない。

夜になって夫が息子に話した。

いったいなんと話したのかは疑問。

それでも落ちついているところをみると
息子が納得できるような話の仕方だったのであろう。

リスパダールを飲むと鼻が詰まると
しきりに言う。
午後から吟遊詩人君の通院であった。

いかんせん心療内科は街中である。
土曜日の午後ということもあって、
待ちは人出でにぎわっていた。

駐車場からクリニックまでは
かなり大きな信号(交差点)をはさんで
50メートルくらいか…。

しかし凄い人だ。
わたしでも気分が悪くなりそうだった。

やっぱり人の波にもまれて
気分が悪くなってしまった吟遊詩人君は
クリニックの入り口で「ひとりになりたい」といい、
わたしと別れて歩き出した。
すぐに戻ってくるかな?と思いつついると、
携帯にメールが…!
「イライラして電柱を蹴って折れてしまったかも」と来る。
電柱が折れたのか?
はたまた足が折れたのか?
ここで出会わないとと急激に不安になる。

ふたたびクリニックの入り口で見つける。
びっこをひいている。足をぶったらしい。

そのまんま診察も受ける。
わたしがあとで呼ばれて、診察室に入る。
先生は静かに
「人ごみでちょっと興奮状態になってしまったようですね」
「先生、それは急激にストレスがかかったってことでしょうか?」
「いえ。そういう病気なんです。幻聴もあったそうです」
「あぁ、そうなんですか…。勉強不足ですみません」…

興奮を繰り返すと、症状はどんどん進んでしまうらしく、
興奮させないようにしなくてはならない。
したがって、薬も増えることになった。

家に帰る途中で、地元のお世話になっている
接骨院に診療時間が過ぎているのを
ごり押しをして診ていただく。

ひどい打撲で、うっ血もひどく、
右足を固定される。
(あぁ、先生!ありがとう。明日からは
連休になるので心配だったの〜)(T_T)

ジプレキサザイディス10mgへ
知人が来た。
わたしがやっとこ昼寝を始めたときに…。

しかも、なにやら手には機械を持ってみえる。
「人間の体内には電磁波がいっぱいだから、
それをこの機械で放出してしまえば、
あなたの病気なんて一発で治るのよ。
そんなしょげた顔してるだなんて
あなたらしくないわね。もっとはつらつとしてよ」

大きなお世話である。(-_-メ)

わたしは今、子供のことで頭がいっぱいで、
わたしの自分の病気のことは二の次でもある。

もしかして、息子のことを
チラっとでも話してしまえば、
今度は「息子さんにこれを使えば
たちどころに治ってしまうよ」とでも、言うのだろうか?

病気や怪我などをして
体力も気力も落ちているときに、
宗教やこういったものが押し寄せてくる。

わたしの生き方にスキがあるんだろうか?

きっと彼女はこれを親交しているし、
体に良いと信じているから
わたしにも薦めてくれたんだろうけれど…。

それでもなんだか切ないなぁ〜。
友達だと思ってたのになぁ〜。
統合失調症を患いながらも
一生をかけて頑張った数学者のお話。

ラッセルクロウ主演。

過去にも見たことはあるのだけれど、
今回のようにじっくり見たことはない。

幻聴、幻覚、変わった言葉…、
いろんなものが表現されている。

それでもやっぱり現実的には
受けとめられない。
これが「とうしつ」なのか?…と。
10時ごろに吟遊詩人君(大学3年生)が
階段をどすどすと降り、いかにも不機嫌そうだ。

「整形するから金を出せ!お前が生んだから、
こんなに苦しい思いをするんだろ?!
言わない?!嘘をつけ!昨日、醜いって言ったじゃないか!」


やっぱり尋常な言葉ではない。

ここのところ、話すことに矛盾が大きいことは
気がついていたけれど、
ただの戯言だと思いたかった。

でも、過去にいろんな意味での失敗があるので、
もしかしたら?…と思い、
心療内科に予約を入れる。

街中の病院ではあるが、
今日の夕方ならば診てくださるという。
すぐさまお願いした。

これが性格だと非常に困る。
だけれど、病気でも困るかも?…
いろんな考えがうずまく。

夕方、もう落ちついていたので
どうってことのない吟遊詩人君と通院する。

まずは心理の方が面談をしてくれた。
(親子別々に)
そのあとで、先生の初診察へと…。
(こちらも親子別々に)

どんな先生だろう?と不安になる。

これから長いお付き合いになるかも
しれないからだ。

先生は物静かな方でよかった。
がんがん頭ごなしに言う先生とは
相性がよくないのだ。

「統合失調症ですね」
と、さらっとおっしゃる。
昔でいうところの「精神分裂症」なのだ。

病名をもらったことで、
あの暴言が性格ではないことに安堵はしたけれど、
病名については、あまりにも無知であった。

投薬が始まる。
ジプレキサザイディス錠 5mg(寝る前に1回)
リスパダール内容液 1mg(イライラ時)

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