返却日は今度の日曜日なんだけれども、
今夜からわたしは忙しい。

隣家にお葬式ができてしまったこともあって、
今夜からお手伝いの段取りなどがある。
日曜日がお葬式だ。
なので早めの図書館へ行き、
本の入れ替え作業をしてくることにしたのだ。

夕べ寝る前は「明日は早起きをする」と、
かなり張りきっていた吟遊詩人くんだったけど、
あれだけの量の薬を飲んでいるから
そうそう起きられるはずもなく、
8時、9時、9時15分、9時半と起こしてみる。

9時半でちょっと反応があって、
10時からレンタルビデオ屋さんも始まるので、
大急ぎでご飯を食べて、薬を飲んで、
そうしてまずはレンタル屋さんへと出向く。
思い立つと行動が早いのにはびっくりする。

平日なのに、なんだか混んでいた。
JAZZ系のCDを3枚ほど借り、今日はこれでよいと言う。

ここから図書館までは運転していくと
さっきは言っていたのに、
「運転してって」という。ちょっと疲れたのだろう。

図書館でもCDを借り、難しい理系の本を数冊借りたようだが、
「気分が悪くなっちゃったから車で待ってるから
車の鍵貸して」ともいう。
顔色もすっごく悪くって、こりゃ一大事だ。

もっとゆっくり本を見たかったけど、
そんなこともいっていられないから、
わたしも急いで本を数冊借りて、車へと戻る。

車のドアはやっぱり全部ロックしてあった。

なにか怖くなるきっかけがあったのだろうか?

それでも、車の中のほうがリラックスできたようで、
まぁそれはそれでよかったと、思う。

田舎道を走りながら、背高あわだち草がどうのこうのとか、
花粉症についてなど、たわいもないことを話ながら
帰宅する。

お昼ご飯を食べ終え、薬を飲むと、
「疲れたから寝るわ」といって自室へと。
今日の外出は、かなり疲れたようだ。

見ていても努力してるのに、
体がついていかない状態なのが
わかるから、とっても可哀相になる。

わたしはそれから、
「いま、会いにいきます」をビデオで見る。
中村獅童さん演じる主人公の男性は、
ストイックに長年運動にがんばっていたため、
頑張りすぎてある日、脳内の分泌がおかしくなり、
倒れてしまう。
こころと体がいままでのように機能しなくなってしまうのだ。
そう、あらゆる行動を抑制せざるおえない状況になってしまう。
それでも亡き妻(彼女)のことを思うという
夫の役なのだけれど、実に切なく、美しい…。
こんな難しい役柄なのに、凄い人だと思ったわ。

吟遊詩人くんともオーバーラップしてしまい、
彼にもいつかこんな風に誰かを思える人になってほしいと思い、
またそんな人が将来現れて欲しいとの切望に変わる。

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