今日は通院日だった。
出かけるまでは比較的元気な吟遊詩人くんと
車で予定通りの時間に出かけていく。
道はなかなかに渋滞だった。
「こんな道は通りたくないなァ。ちょっと気分が悪いかも?
あとどのくらい?」と途中で言い出す。
「そうだね、あと1/4くらいじゃないかなぁ」
「すっごくストレスのたまる道だね」と言う。
今日はクリニックの近くの(ここはクリニック指定の立体駐車場)
駐車場に停めようと前もって話してもあった。
わたしも入ったことがないので、
どんなところかはわからなかった。
が!
なんとも一気に登りの坂道で、急なカーブを
ぐるんぐるんと8階まで登るという立体でもあった。(@_@)
吟遊詩人くんはそれにも疲れてしまっていた。
無事に車を停め、歩いて50メートルほどのところなので、
大きな交差点をひとつを渡って行くだけだ。
「今日は調子もいいみたいだから、クリニックのちょっと先の
自転車屋さんにヘルメットを見せてもらってから行くから、
先に行ってて」というので、受付もあるし、
わたしはクリニックの前で別れた。
受付を済ませ、携帯で「だいじょうぶ?」とメールをする。
人ごみとはいえ、今日は平日でそんなたいした人出でもないので、
安心していた。吟遊詩人くんからも「だいじょうぶ」と
返事も来ていたからだ。
それでも心配で、クリニックのエレベータの前で待つ。
エレベータがあがってくる。
中でどすんどすんと音がする。
「あ…暴れてる。吟遊詩人くんだ」と直感で思う。
ドアが開き、彼が降りてくる。
どすどす歩く姿を見て、あ、マズイなァ…とも思う。
そのまんまの姿でクリニックのドアを開けて中に入り、
ソファにどすっと腰掛けた。そのまま一気にしゃべり出す。
「今、自転車屋から出てきたら、背広を着た人とすれ違った。
背広が2人と小さな男が2人。俺の悪口を言ってやがった。
むかむかする。殺してやろうと思った」と言う。
「そんなことはないと思うけど…」
そしてリスパダールを1個飲む。
けれども、即効性があるとはいえ、すぐにはむり。
「いや!今日ははっきりそう声が聞こえてきたんだ。くそ!」
と、言ったかいなかで、ソファを拳でどんどんと2度殴る。
そして立ち上がり、クリニックのドアを開けて
外へ飛び出していく。
「ちょっと待って!」といい、しがみつくわたしを振切って
廊下の先にある男子トイレのドアを足で蹴りまくる。そして、
明かり取りのガラス窓を素手で割った…。
血がしたたる。
それを見て本人もびっくりしたのか、
少し興奮がおさまったように思った。
音がハデだったので、クリニックの中から
受付の方や、心理の方が飛び出してくる。
「怪我は?!」
「あ、大丈夫です。ちょっと切っただけみたいです」
「処置室に入って!手の怪我をみましょう」と
受付の方が言い、吟遊詩人くんを促す。
わたしは割れたガラスの残骸があまりにもすごいことと、
血が点々と落ちているホールで、
ちょっと気持ちが動転して、心理の方に
ワケのわからないことを口走ってしまったようにも思う。
「お母さん、ここはいいですから処置室で
ついててあげてください」とわたしも促され、急いで
処置室へ行く。
ガラスで切ったので、まず手を洗い、ガラスが
傷口に入ってないかの確認をし、消毒をし、包帯をまいてもらう。
先生も診てくれたが、縫わないといけないほどではないことに、
みんなで安堵する。
そのまんま診察室へと通されて、
吟遊詩人くんは「入院と自宅療養の紙一重にいます」と
はっきり言われたそうだ。
この頃にはかなり落ちついていて、
ガラスを割ってしまったこと。
みんなに迷惑をかけてしまったことを、ひどく落ちこみ、
反省している。
「病気がさせることで、本人のせいじゃありません」と
先生には言われているけれど、
体が小さいほうではないので、破壊力はすごいものがある。
わたしなんかが押さえようにも、それはむりだと
今日は本気で悟った。
お薬が増えた。
こんなに飲んでいたら、他がやられてしまいそうだ。
なんて残酷な病気!悔しい気持ちでいっぱいだ。
明日の大学行きは結局担当教授の計らいで
電話と、郵送でよいこととなった。
いずれにしても行かれないものね。
夫が帰宅して、もういつも通りの吟遊詩人くんを見て、
「入院だなんていう医師の配慮が足りない。
失礼じゃないか」とわたしに怒る。
でも、暴れたのは今日だけじゃないし、
ちょっとのことでそうなってしまうと話しても、
「誰だってイラつくときはあるんだ。」と
取り付く島もない。この人はことの重大さを
なにか履き違えているとしか思えない。
これ以上話をしてもしかたがないと思い、わたしは
愛犬の散歩へと出かけた。
今日からのお薬
ジプレキサザイディス錠10mgX2 (15だった)
コントミン糖衣錠50mg (抗不安薬)
ロドピン錠50mg
以上寝る前
リスパダール錠3mg
バルネチール錠50(50mg)X2
ワイパックス錠1.0 (1mg)(抗不安薬)
アキネトン錠1mg
コントミン糖衣錠12.5mg
以上一日3回
リスパダール内用液1mg/ml 0.1% (倍になった)
イライラした時用
今夜も薬調べで忙しくなりそうなわたし…。
出かけるまでは比較的元気な吟遊詩人くんと
車で予定通りの時間に出かけていく。
道はなかなかに渋滞だった。
「こんな道は通りたくないなァ。ちょっと気分が悪いかも?
あとどのくらい?」と途中で言い出す。
「そうだね、あと1/4くらいじゃないかなぁ」
「すっごくストレスのたまる道だね」と言う。
今日はクリニックの近くの(ここはクリニック指定の立体駐車場)
駐車場に停めようと前もって話してもあった。
わたしも入ったことがないので、
どんなところかはわからなかった。
が!
なんとも一気に登りの坂道で、急なカーブを
ぐるんぐるんと8階まで登るという立体でもあった。(@_@)
吟遊詩人くんはそれにも疲れてしまっていた。
無事に車を停め、歩いて50メートルほどのところなので、
大きな交差点をひとつを渡って行くだけだ。
「今日は調子もいいみたいだから、クリニックのちょっと先の
自転車屋さんにヘルメットを見せてもらってから行くから、
先に行ってて」というので、受付もあるし、
わたしはクリニックの前で別れた。
受付を済ませ、携帯で「だいじょうぶ?」とメールをする。
人ごみとはいえ、今日は平日でそんなたいした人出でもないので、
安心していた。吟遊詩人くんからも「だいじょうぶ」と
返事も来ていたからだ。
それでも心配で、クリニックのエレベータの前で待つ。
エレベータがあがってくる。
中でどすんどすんと音がする。
「あ…暴れてる。吟遊詩人くんだ」と直感で思う。
ドアが開き、彼が降りてくる。
どすどす歩く姿を見て、あ、マズイなァ…とも思う。
そのまんまの姿でクリニックのドアを開けて中に入り、
ソファにどすっと腰掛けた。そのまま一気にしゃべり出す。
「今、自転車屋から出てきたら、背広を着た人とすれ違った。
背広が2人と小さな男が2人。俺の悪口を言ってやがった。
むかむかする。殺してやろうと思った」と言う。
「そんなことはないと思うけど…」
そしてリスパダールを1個飲む。
けれども、即効性があるとはいえ、すぐにはむり。
「いや!今日ははっきりそう声が聞こえてきたんだ。くそ!」
と、言ったかいなかで、ソファを拳でどんどんと2度殴る。
そして立ち上がり、クリニックのドアを開けて
外へ飛び出していく。
「ちょっと待って!」といい、しがみつくわたしを振切って
廊下の先にある男子トイレのドアを足で蹴りまくる。そして、
明かり取りのガラス窓を素手で割った…。
血がしたたる。
それを見て本人もびっくりしたのか、
少し興奮がおさまったように思った。
音がハデだったので、クリニックの中から
受付の方や、心理の方が飛び出してくる。
「怪我は?!」
「あ、大丈夫です。ちょっと切っただけみたいです」
「処置室に入って!手の怪我をみましょう」と
受付の方が言い、吟遊詩人くんを促す。
わたしは割れたガラスの残骸があまりにもすごいことと、
血が点々と落ちているホールで、
ちょっと気持ちが動転して、心理の方に
ワケのわからないことを口走ってしまったようにも思う。
「お母さん、ここはいいですから処置室で
ついててあげてください」とわたしも促され、急いで
処置室へ行く。
ガラスで切ったので、まず手を洗い、ガラスが
傷口に入ってないかの確認をし、消毒をし、包帯をまいてもらう。
先生も診てくれたが、縫わないといけないほどではないことに、
みんなで安堵する。
そのまんま診察室へと通されて、
吟遊詩人くんは「入院と自宅療養の紙一重にいます」と
はっきり言われたそうだ。
この頃にはかなり落ちついていて、
ガラスを割ってしまったこと。
みんなに迷惑をかけてしまったことを、ひどく落ちこみ、
反省している。
「病気がさせることで、本人のせいじゃありません」と
先生には言われているけれど、
体が小さいほうではないので、破壊力はすごいものがある。
わたしなんかが押さえようにも、それはむりだと
今日は本気で悟った。
お薬が増えた。
こんなに飲んでいたら、他がやられてしまいそうだ。
なんて残酷な病気!悔しい気持ちでいっぱいだ。
明日の大学行きは結局担当教授の計らいで
電話と、郵送でよいこととなった。
いずれにしても行かれないものね。
夫が帰宅して、もういつも通りの吟遊詩人くんを見て、
「入院だなんていう医師の配慮が足りない。
失礼じゃないか」とわたしに怒る。
でも、暴れたのは今日だけじゃないし、
ちょっとのことでそうなってしまうと話しても、
「誰だってイラつくときはあるんだ。」と
取り付く島もない。この人はことの重大さを
なにか履き違えているとしか思えない。
これ以上話をしてもしかたがないと思い、わたしは
愛犬の散歩へと出かけた。
今日からのお薬
ジプレキサザイディス錠10mgX2 (15だった)
コントミン糖衣錠50mg (抗不安薬)
ロドピン錠50mg
以上寝る前
リスパダール錠3mg
バルネチール錠50(50mg)X2
ワイパックス錠1.0 (1mg)(抗不安薬)
アキネトン錠1mg
コントミン糖衣錠12.5mg
以上一日3回
リスパダール内用液1mg/ml 0.1% (倍になった)
イライラした時用
今夜も薬調べで忙しくなりそうなわたし…。
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